本ブログのカテゴリー【判断の型】では、気学の巨匠・村山幸徳先生の貴重な受講メモを紐解き、「巨匠の教え(先人の智慧)」として皆様にお届けしています。
激動の現代において、ビジネスにおける重大な決断から日々の暮らしを整えるヒントまで、より良い選択をするための羅針盤としてご活用ください。
引き続き今回も「判断の型・家相」がテーマです。私たちが毎日を過ごす自宅や、仕事に打ち込むオフィス。その空間の形や間取りが、そこで過ごす人の心身や、ひいては人生の歩み方にどのような影響を与えているか、深く考えたことはあるでしょうか。
日々のコンサルティングの現場で数多くの住居やオフィスの図面を拝見していると、空間のバランスが、ビジネスにおける重要な決断力や、ご家族の健やかな暮らしに真っ直ぐに繋がっていることを実感します。先人たちが長い時間をかけて観察し、体系化してきた家相の考え方は、決して恐れるものではなく、より心地よく、そして自分らしく力を発揮するための「環境を整える知恵」です。
今回は、村山先生の講義メモから、間取りを考える上で基本となるいくつかの重要なポイントを分かりやすくお伝えします。現在のお住まいやオフィスの見直し、これからの物件選びのヒントとしてご活用ください。
建物の形が放つ無言のメッセージ〜「欠け」と「張り」の基本ルール〜
間取りを見る際、空間のバランスを決定づける大きな要素となるのが、建物の形状と特定のラインに対する考え方です。
鬼門線には絶対に置かない「2つのもの」
まず最初に確認したいのが、北東(鬼門)と南西(裏鬼門)を結ぶ「鬼門線」です。
メモには、「鬼門線上に水回り、火が来ないこと。この線一本ですよ。そこだけきっちり理解してください」と強い言葉で記されています。
このラインは、空間のエネルギーが静かに通り抜ける非常にデリケートな道とされています。ここにトイレ、お風呂、キッチンなどの「水」や「火」を配置すると、空間全体の空気が乱れやすくなり、住む人の心身に不要な負担をかけてしまいます。
「欠け」は方位が担当する運気を削ぐ
現代の建物はデザインが多様化し、L字型やコの字型など、複雑な形をした家も増えました。しかし、家の一部が凹んでいる「欠け」は、その方位が持つテーマに深刻なダメージを与えやすいとされています。
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北(一白)の欠け: メモには「一白欠けだと精神的にさみしいし、お金もないし、体は悪いし、家庭もよくない」とあります。北は人間関係や資金繰り、健康を司るため、ここが欠けると生活の基盤が揺らぎやすくなります。
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北西(六白)の欠け: 北西は一家の主や、経営トップを表す方位です。「六白欠けてたらご主人糖尿病だよね」とあるように、主の活力や健康、ビジネスにおけるリーダーシップに影響が出やすくなります。
「張り」のバランスと建物の構造
逆に、一部が出っ張っている「張り」も、方位によってはバランスを崩します。例えば南西(二黒)が大きく張っていると、その家における女性の役割や負担が重くなりすぎる(「女房かばあさんがきつい」)傾向があるようです。
また、建物の構造として「1階店舗はダメ」「地下室は大吉」「中廊下(家の真ん中を通る廊下)はダメ」といった、全体を通した気の巡りを重視する明確な基準も残されています。
「北」を制する者は空間を制する〜一白方位の正しい活かし方〜
方位の中でも、特に丁寧な扱いが求められるのが「北(一白方位)」です。「北を制するは家相を制する」という言葉が残されているほど、北側の使い方は住む人のパフォーマンスを大きく左右します。
水回りの配置がもたらす影響
メモには、「家の中心から見て一白方位に台所が来ないこと。この家の女性は非常につらいです。女の苦労を全部背負います。(中略)手洗い、お風呂場だめだ」とあります。
北は「水」の性質を持つ方位ですが、そこに実際の「水回り」を集中させると、冷えや湿気がたまりやすく、陰の気が強くなりすぎます。結果として、ご家族(特に女性)が経済的・健康的な苦労を抱え込みやすくなるとされています。
北側のおすすめは「収納」と「仕事部屋」
では、北側はどのように活用するのが良いのでしょうか。
おすすめは「ウォーキングクローゼット」や「事務室(書斎)」です。北は静かで落ち着いた気を持つため、日当たりを必要としない衣類の収納には最適です。また、「記憶力が増すのは一白」とあるように、じっくりと腰を据えて考える仕事部屋にも向いています。
机の向きを変えるだけで集中力は変わる
仕事部屋として使う際、気をつけたいのが「机の向き」です。
「北側に机を置いて勉強すると眠くなるから、東へ机を向けて勉強すること。朝方なら北面でいいけど、夜勉強するなら東か南です」
北に向かって座ると、空間の静かなエネルギーを受けてリラックスしすぎてしまい、眠気を誘発しやすくなります。リモートワークなどで集中力が途切れがちな方は、デスクを東や南に向けてみるだけで、作業効率が驚くほど変わるはずです。
現代の住宅は断熱性が高く、昔の家屋のように「北は物理的に寒い」という問題は解消されつつありますが、空間が持つ性質としての「冷え」や「静けさ」には、しっかりと配慮しておきたいところです。
誰も教えてくれない「部屋の広さ(畳数)」と数字の秘密
今回のメモの中で、非常にユニークで興味深いのが「畳数(部屋の広さ)」に関する見解です。数字の組み合わせが、空間の温度感を作ると考えられています。
「6畳間」ばかりの家が冷える理由
私たちがよく目にする「6畳」という広さ。実は「1」と「6」という数字は「一白(水)」の性質を持ちます。
そのため、「六畳間続きは作らない。冷たい、寒い家になります。特に六畳間ばっかりは絶対ダメ」と記されています。家の中が6畳間ばかりだと、空間が水の気で満たされ、物理的にも心理的にも「冷たく、寒い家」になりやすいのです。
部屋同士の相性を考えた間取りづくり
部屋の広さを決める際は、「3畳」や「8畳」などが推奨されています。
避けた方が良い組み合わせとして挙げられているのが、1や6(水)と、2や7(火)の混在です。「7畳」の部屋を作ると、水と火がぶつかり合い、空間の気が落ち着かなくなるとされています。
家を建てるなら、12畳と8畳など、お互いを活かし合う「相星(あいぼし)」の数字で部屋を構成するのが理想です。なお、これらが強く影響するのは主に「1階」です。「二階は水ばっかりでいいです。雨は上から降るんですから」というのも、自然の理にかなった非常にしなやかな考え方ですね。
【よくある質問(FAQ)】住まいやオフィス環境のお悩み
ここで、住まいやオフィス環境についてよくいただくご質問をいくつかご紹介します。
Q. すでに家の北側にキッチンや水回りがあります。どうすれば良いでしょうか?
A. すでに建っている間取りをすぐに変えることは難しいものです。過度に心配なさらず、まずは「清潔に保つこと」「しっかり換気をすること」を徹底してください。水垢や汚れをこまめに取り除き、観葉植物を置いたり、照明を明るめのものに変えたりして、空間に温かみ(陽の気)を足す工夫をするだけでも、気の流れは穏やかになります。
Q. マンションや賃貸のテナントオフィスでも、この法則は当てはまりますか?
A. はい、マンションなどの集合住宅やオフィスビルでも基本的な考え方は同じです。ご自身の専有スペース(借りている部屋全体)の中心から方位を見て判断します。特に鬼門線の水回りや、部屋の形(欠け)は、移転や物件選びの際の重要なチェックポイントとしてご活用ください。
Q. 子供部屋や寝室が6畳なのですが、悪影響はありますか?
A. 家全体が6畳間ばかりで構成されているわけでなければ、極端に気にする必要はありません。ただ、もし「最近疲れが取れにくい」「冷えを感じる」といったことがある場合は、インテリアに温かみのある色(木目調や暖色系のファブリック)を取り入れたり、ご自身の星に合った吉方位の力を借りてバランスを整えたりすることをおすすめします。
村山先生のメモから読み解く空間づくりのヒント、いかがでしたでしょうか。
「北の活用法」や「畳数の持つ意味」など、普段何気なく選んでいる環境が、私たちの心と体に静かに寄り添い、影響を与えていることに気づかされます。
住まいやオフィスは、あなたが明日へのエネルギーを養い、冷静な判断を下すための大切なベースキャンプです。環境を無理のない範囲で整えることは、ご自身のビジネスの発展や、ご家族の穏やかな暮らしを守るための強力な「自己投資」となります。
「今のオフィスレイアウトを見直したい」「次の引っ越しや店舗展開で、より良い選択をしたい」
そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。先人たちが残した確かな智慧を現代のライフスタイルに合わせて紐解き、皆様が安心して前に進むためのお手伝いをさせていただきます。
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