気学・易と未来設計ブログ

二黒土星⑥|「持っている力」を生かしていますか?可能性を育てる先人の智慧

水曜ブログ・本ブログのカテゴリー【判断の型】では、気学の巨匠・村山幸徳先生の貴重な受講メモを紐解き、「巨匠の教え(先人の智慧)」として皆様にお届けしています。
激動の現代において、ビジネスにおける重大な決断から日々の暮らしを整えるヒントまで、より良い選択をするための羅針盤としてご活用ください。

小さな実践の次は、「今ある力」の生かし方へ

前回の二黒土星⑤では、迷ったときに足元を整え、小さな実践を通して自信を育てることをお伝えしました。

今回は、前回も触れた「大地に眠る可能性」を、もう一歩掘り下げます。

「新しい資格を取らなければ」
「もっと人脈を広げなければ」
「設備が整えば、できることが増えるのに」

何かを始めたいとき、足りないものに目が向くことはありませんか。

けれども、その前に確かめたいことがあります。すでに持っている経験や知識、人とのつながりを、十分に生かせているでしょうか。

今回の受講メモから、可能性を実際の力へと育てる判断の型を考えます。

▼ 前回の記事はこちら
二黒土星⑤|迷ったときは、足元を耕す

二黒土星の大地には、さまざまな可能性が眠っている

表面に見えるものだけで、価値を決めない

気学の後天定位では、二黒土星は南西、十二支では未申の位置にあります。

受講メモでは、二黒を大地として捉え、根や水、火、そして資源など、さまざまな要素を内に含んでいると説かれています。

これは、二黒の象意を通して可能性を語る教えです。日常に引き寄せるなら、今、表に出ている成果だけで、人や物の価値を決めないという視点につながります。

例えば、発言が少ない社員が、実は現場の問題をよく把握している。家庭で当たり前に続けてきた段取りが、仕事でも役立つ。

見慣れているからこそ、気づいていない力があるかもしれません。

判断の型①「何が足りないか」の前に「何があるか」

まず、次の三つを書き出してみましょう。

  • これまで繰り返し経験してきたこと
  • 人から頼まれたり、感謝されたりすること
  • 持っているけれど、最近使っていないもの

特別な実績でなくても構いません。

「話を整理するのが得意」「作業の手順を覚えるのが早い」「地域の事情に詳しい」など、身近なことからで十分です。

新しく手に入れるものを決める前に、今ある力を見渡す。これが、今回の第一歩です。

可能性は、使う場面をつくってこそ育つ

「持っていること」と「役立っていること」を分ける

受講メモでは、土地について、持っているだけで利益になるわけではなく、有効に使う必要があるという趣旨が語られています。

この視点は、土地に限らず、知識や技術にも応用できます。

資格を持っていても、使う場面がなければ経験は増えません。便利な道具を購入しても、使い方が定まらなければ眠ったままになります。

大切なのは、持っているものを「誰の、どんな困り事に役立てられるか」と考えることです。

判断の型② 生かす相手と場面を、一つ決める

例えば、資料づくりが得意なら、会議で伝わりにくかった内容を一枚に整理してみる。

長年の家事の工夫なら、家族が同じ作業をするときに分かるよう、手順を残してみる。

経営者であれば、社員の得意分野を確認し、今の担当業務の中で生かせる場面を探すこともできます。

「できること」を並べるだけでなく、「どこで使うか」まで決める。

前回の小さな実践を、誰かの役に立つ行動へとつなげていきましょう。

人を受け入れる力は、違いを生かす力にもなる

同じやり方を求めすぎていないか

今回のメモでは、二黒の包容力や、受け入れる力の大きさにも触れられています。

これを人との関わりに置き換えるなら、自分と違う得意分野や進め方を認める姿勢として考えられます。

すぐに行動できる人もいれば、確認を重ねることで力を発揮する人もいます。人前で話すことが得意な人も、準備や調整を丁寧に進められる人もいます。

一つの基準だけで評価すると、見落とす力があるのではないでしょうか。

判断の型③ 人を変えようとする前に、役割を見直す

「もっと積極的になってほしい」と感じたら、その人が力を発揮しやすい場面を尋ねてみましょう。

「どの仕事なら進めやすい?」
「どんな準備があれば取り組みやすい?」

家庭でも、「自分と同じようにしてほしい」と求める前に、得意なことを分担する余地があります。

受け入れることは、何でも引き受けることではありません。お互いの得意・不得意を知り、無理のない役割を考えることでもあります。

方位の教えも、「何を育てたいか」から考える

受講メモの後半では、事業の発展や基盤づくりなど、目的に応じた星や吉方の使い分けが語られています。

ここで大切にしたいのは、自分が何を整え、何を育てたいのかを明確にすることです。

人とのつながりを広げたいのか。技術を身につけたいのか。日々の仕事を安定して続けられる土台をつくりたいのか。

目的が整理されると、必要な行動も考えやすくなります。

なお、吉方は、その方の星や時期などを踏まえて判断するもので、特定の方位へ行けば誰でも利益や成果を得られるという意味ではありません。現実の条件と行動を合わせて考えていきます。

よくある質問

Q.自分には、生かせるほどの強みがない気がします。

「得意なこと」ではなく、「何度も経験してきたこと」から振り返ってみてください。身近な人に「私に頼みやすいことは何?」と聞くと、自分では気づかなかった力が見つかることもあります。

Q.今あるものを生かすべきか、新しく学ぶべきか迷います。

まず、実現したいことに対して、今ある経験や道具でどこまで対応できるかを確かめましょう。試して不足が分かれば、次に学ぶ内容や導入するものを具体的に選びやすくなります。

今ある力を、これからの選択につなげるために

大地に眠る資源のように、ご自身や身近な人の中にも、まだ十分に生かされていない力があるかもしれません。

何かを増やす前に、今あるものを見渡してみる。そこから、次の一歩を考えてみませんか。

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