BLOG

【経営者の副業相談事例】今は始めない――本業とビジネスパートナーを見直す決断

月曜ブログは、40~50代の経営者層向けの相談事例を中心に、実際の経営判断や人材活用、事業の方向性を考えるうえで、ご自身のビジネスの一助となる視点をお届けします。

「本業以外にも、自分の可能性を試してみたい」

事業がある程度軌道に乗り、経験や人脈が蓄積されてくる40~50代の経営者から、このようなご相談をいただくことがあります。

経営者としての力があるからこそ、新しい分野への関心が生まれ、「まだ自分にはできることがある」「今のうちに次の柱をつくっておきたい」と考えるのは、ごく自然なことです。

しかし、新しい事業に魅力を感じているときほど、一度立ち止まって確認したいことがあります。

それは、本当に今が「新しいことを始める時期」なのか、それとも「今ある事業や人間関係を整える時期」なのかということです。

今回は、建設・不動産・リフォーム業を営む会社代表の方からいただいた、副業とビジネスパートナーに関するご相談をご紹介します。

※相談者が特定されないよう、事例の本質を損なわない範囲で一部の背景を調整しています。

ご紹介をきっかけに、初めての気学鑑定へ

ご相談者は、以前から気学鑑定に興味をお持ちだったそうです。

ただ、具体的なきっかけがなく、実際に相談するまでには至っていませんでした。今回は、ご紹介者とのご縁を通じてセッションへお越しくださいました。

ご相談の主なテーマは、次の二つです。

  • 新たに関心を持っている副業を、今スタートしてよいか
  • 10年来のビジネスパートナーとの相性や、今後の関係をどう考えるか

現在の事業状況や将来への考えを伺うと、ご相談者は複数の分野に関心を持ち、ご自身の中にも「もっとやれるはずだ」という手応えを感じていらっしゃいました。

長年にわたり事業を続けてきた方ですから、経験も行動力もあります。新しい分野へ踏み出そうと思えば、実際に形にできるだけの才能をお持ちです。

けれども、気学による時期の流れと現在の状況を重ねて観ていくと、今回の結論は明確でした。

「今は、副業をスタートする時期ではありません。本業に力を注ぐことを優先した方がよいでしょう」

「できるか」ではなく「今、やるべきか」を考える

これは、ご相談者に副業の能力がないという意味ではありません。

むしろ可能性がある方だからこそ、その力をどこへ向けるかが重要になります。

経営判断では、「できるかどうか」と「今やるべきかどうか」は別の問題です。

新しい事業を始めるには、資金だけでなく、時間、判断力、人材、信用、既存顧客への対応など、経営資源を少しずつ振り分ける必要があります。

表面上は小さな副業であっても、経営者本人の意識がそちらへ向けば、本業に注がれる集中力は確実に変化します。

対話を重ねるうちに、ご相談者にも少しずつ視点の変化が表れました。新しい可能性へ向いていた意識が、現在の事業や身近な人間関係へ戻ってきたのです。

そして、ご自身の現在地を少し離れたところから眺めるように、

「そう言われてみれば、その通りです」

と、我に返ったような表情をされました。

易に示された「風火家人」――まず内側を整える

10年来のビジネスパートナーとの関係については、互いの考えにずれが生じ、ご相談者は今後の関係を後ろ向きに捉え始めていました。

そこで易を立てたところ、示されたのは「風火家人」でした。

「家人」は文字どおり家族や家庭を表しますが、経営の相談では、組織の内側、身近な人間関係、役割、秩序、日常の積み重ねなどに置き換えて考えることができます。

外へ展開する前に、まず内側を整える。

新しい可能性を追いかける前に、今ある関係や足元の課題を見直す。

そのような指南として受け取れる卦でした。

内側が整えば、それまで外側の問題だと思っていたことも、少しずつ落ち着いていくことがあります。

反対に、組織内の役割や意思疎通に曖昧さを残したまま新しい事業を始めると、既存の問題が解消されないばかりか、新たな負担まで増える可能性があります。

そこで私は、パートナーとの関係をすぐに終わらせる、あるいは副業へ軸足を移すのではなく、まず現在の関係性や社内の課題を一度丁寧に見直してみてはどうかとお伝えしました。

すると、ご相談者は率直にこう話してくださいました。

「心当たりが大いにあります。そこから逃避するように、新しい可能性へ挑戦したい気持ちになっていたのかもしれません」

新しい挑戦が「前進」とは限らない

新規事業や副業への意欲は、前向きなものに見えます。

けれども、ときには現在抱えている課題から意識をそらすために、新しいことへ心が向く場合もあります。

新しい計画を考えている時間は希望に満ちています。まだ問題が起きていないため、可能性だけを自由に思い描くことができるからです。

一方、本業や長年のパートナーとの関係を見直す作業には、現実と向き合う負担があります。

役割分担のずれ、言葉にしてこなかった不満、経営方針の違い、互いへの期待など、避けてきた問題が見えてくることもあります。

だからこそ、経営者が新しい事業に強く惹かれたときには、次のように問い直してみることが大切です。

副業を始める前に確認したい5つの問い

  1. 本業は、自分が安心して離れられる状態になっているか
  2. 新しい事業は本業との相乗効果があるか、それとも経営資源を分散させるか
  3. 現在の会社やパートナーとの間に、未解決の課題を残していないか
  4. 新しい挑戦は将来への戦略か、今の問題から離れたい気持ちによるものか
  5. 今始めなければ失われる機会なのか、それとも準備を整えてからでも間に合うのか

この問いに対する答えが曖昧な場合は、すぐに行動へ移すよりも、現状を整理する時間を取る方がよいかもしれません。

「始めない」という判断は、可能性を諦めることではありません。

本当に力を発揮できる時期まで、才能と経営資源を守る選択でもあります。

今回のセッションを終えて

ご相談者は、豊かな才能と行動力をお持ちの方です。

今回は副業を見送るという結論になりましたが、将来にわたって新しい分野へ進むべきではない、という意味ではありません。

まずは本業と身近な関係を整え、現在持っている力を十分に発揮する。そのうえで時期が来たときに、改めて副業や新規事業を検討すればよいのです。

セッションの最後には、

「今後のモチベーションアップにつながりました」

と、明るい表情でお礼をいただきました。

新しいことを始めるだけが、前進ではありません。

今あるものを見直し、整え、もう一度力を注ぐことも、経営を次の段階へ進める大切な決断です。

よくあるご質問

Q1.気学や易だけで、副業を始めるかどうかを決めるのでしょうか?

いいえ。鑑定結果だけで経営判断を決めるものではありません。現在の事業状況、資金、人材、時間、既存事業との相乗効果、ご本人の意向など、現実的な条件と照らし合わせながら総合的に整理します。気学や易は、見落としていた視点に気づき、判断材料を増やすために活用します。

Q2.ビジネスパートナーと相性が合わない場合、関係を解消した方がよいですか?

相性だけを理由に、直ちに関係を終わらせる必要はありません。考え方や得意分野の違いを知ることで、役割分担や意思疎通の方法を改善できる場合があります。長年の関係であれば、感情的に結論を出す前に、現在の役割、期待、契約、今後の方向性を整理することが大切です。

Q3.副業や新規事業については、どの段階で相談するのがよいですか?

多額の投資、契約、借り入れ、採用など、後戻りしにくい決定をする前がおすすめです。まだ漠然とした構想の段階でも構いません。早い段階で本業とのバランスや開始時期を整理することで、余計な負担や方向のずれを防ぎやすくなります。

経営判断を、一人で抱え込んでいませんか?

経営者向け・経営未来設計セッションでは、副業や新規事業の開始時期、事業の方向性、ビジネスパートナーとの関係、人材活用などを、気学・易と現実的な経営状況の両面から整理します。

「新しいことを始めるべきか」「今は本業を整えるべきか」と迷っている段階でも、ご相談いただけます。

愛知県小牧市および名古屋周辺では対面セッションに対応しています。全国からオンラインでもご相談いただけますので、地域を問わずお問い合わせください。

▼ 経営者向け・経営未来設計セッションの詳細はこちら
https://healup.pro/business/service-future-design/

▼ 経営課題整理・意思決定支援についてはこちら
https://healup.pro/service/ki/

▼ 法人向けのお問い合わせ・ご相談はこちら
https://healup.pro/contact-business/

経営者ご本人の生き方、働き方、家族との関係、今後の人生設計など、個人的なテーマについては、個人向けセッションをご利用ください。

▼ 個人向け・ライフデザインセッションについてはこちら
https://healup.pro/ki-personal/

▼ 個人向けのお問い合わせ・ご相談はこちら
https://healup.pro/contact-personal/

関連記事

最近の記事
おすすめ記事
  1. 【経営者の副業相談事例】今は始めない――本業とビジネスパートナーを見直す決断

  2. 引っ越しで人生は変わる?一人暮らし・同棲を始める前に知っておきたい風水の基本

  3. 新規事業はいつ始める?移転・方位・法人化を整理したビーチスポーツ事業のご相談事例

  1. 【判断の型】ビジネスと人生の質を高める「六白」の智慧――本物志向とハイプライスの時代を生き抜くヒント

  2. 【愛知県小牧市】運命は変えられる?道元禅師「無情説法」に学ぶ、本当の開運と九星気学の極意

  3. 小牧市商工会議所で大反響!今すぐ始めるべき「LLMO対策」とは?集客・求人の新常識を徹底解説

Instagram でフォロー

TOP