気学・易と未来設計ブログ

二黒土星④|うまくいっているときこそ、人の意見を聞く―「未・申」に学ぶ先人の智慧

水曜ブログ・本ブログのカテゴリー【判断の型】では、気学の巨匠・村山幸徳先生の貴重な受講メモを紐解き、「巨匠の教え(先人の智慧)」として皆様にお届けしています。
激動の現代において、ビジネスにおける重大な決断から日々の暮らしを整えるヒントまで、より良い選択をするための羅針盤としてご活用ください。

蓄えた力を、さらに育てるために

二黒土星①では「心の柔らかさ」、②では「信頼と希望」、③では「学びや技術を蓄える力」をお伝えしました。

学んだことが身につき、仕事や暮らしが順調に回り始める。それは、うれしい変化ですね。

ところが、手応えを感じたときほど、忘れたくない姿勢があります。

今回、村山先生の受講メモから紐解くのは、「うまくいっているときこそ、人の意見を聞く」という教えです。

前回蓄えた技術を、慣れや思い込みで止めずに育てていく。その判断のヒントを、二黒土星の本拠地である南西と、そこに配される十二支「未・申」から考えます。

▼ 前回の記事はこちら
二黒土星③|学びを蓄えると、仕事も暮らしも育っていく

南西の「未・申」が教える、発展の途中の心得

「未」―茂っているからこそ、見えにくくなる

二黒土星の本拠地である南西は、十二支では「未(ひつじ)・申(さる)」に当たります。

受講メモでは、「未」を「昧」と結びつけ、万物が茂る一方で、見通しが利きにくくなるという意味合いで説明されています。

ここで先生が説かれているのは、うまく進み始めたら、人の意見を聞くことです。

これを日常に置き換えてみましょう。

仕事が順調だと、「この方法で間違いない」と感じやすくなります。家庭でも、いつものやり方で回っていると、家族の小さな負担に気づけないことがあります。

成果が出ていることと、周りが見えていることは、必ずしも同じではありません。

「申」―受け取った助言を、伸びる力に変える

続いてメモでは、「申」を「伸びる」ことに結びつけ、助言を実行する大切さが語られています。

話を聞いて「なるほど」と思うだけでは、日々の行動は変わりません。

前回の「学びを技術に変える」と同じように、今回も受け取ったものを実際に使うことが大切です。

意見を聞く余地を持ち、必要な助言を行動に移す。

この流れを、暮らしや仕事で使える判断の型として整理してみましょう。

判断の型① 順調なときに、困り事を尋ねる

問題が表面化する前に、声を聞く

「何か問題が起きたら相談しよう」と考えるのは自然なことです。しかし、先生の教えは、順調なときにこそ話を聞くよう促しています。

例えば、売上が伸びている会社でも、現場では作業が増え、無理が積み重なっているかもしれません。

家族の予定が滞りなく進んでいても、誰か一人が調整を引き受けていることがあります。

そんなときは、漠然と「大丈夫?」と聞くより、具体的に尋ねてみましょう。

「最近、手間が増えていることはある?」
「今のやり方で、一つ変えたいところはどこ?」

判断の前に、「順調に見える陰で、誰かに負担が偏っていないか」を確かめる。その一言が、見えなかった事情を知る入口になります。

判断の型② 耳の痛い意見を、すぐに退けない

反論する前に、理由を一つ聞く

受講メモでは、うまくいっているときに苦言を呈してくれる人の大切さにも触れられています。

頑張ってきたことに指摘を受けると、つい「でも」「そうは言っても」と返したくなりますね。

そんなときこそ、①で学んだ心の柔らかさに立ち返ります。

「どの場面で、そう感じたのですか」
「具体的には、何を変えるとよさそうですか」

まず理由を聞くことで、単なる好みの違いなのか、見落としていた課題なのかを考えやすくなります。

ただし、意見を聞くことと、すべて採用することは別です。事実や目的、自分たちの状況に照らして判断しましょう。

「自分に心地よいか」だけでなく、「見落としに気づける意見か」という視点を持つことが大切です。

判断の型③ 助言は、小さく試して確かめる

安定を守りながら、方法を更新する

メモでは、安定した状態にとどまり続けることへの戒めと、新しい技術を取り入れる姿勢が語られています。

日常への応用としては、今ある良さを保ちつつ、小さな改善を続けることと捉えられます。

例えば、仕事の引き継ぎに課題があるなら、まず一つの作業だけ手順を共有する。家庭の役割に偏りがあるなら、一週間だけ分担を変えてみる。

試したあとには、「負担は減ったか」「続けられそうか」を確かめます。

助言を一度に全部取り入れる必要はありません。「今の自分たちに必要な一つは何か」を選び、行動に移してみましょう。

先が見えないときにも、希望の火を消さない

受講メモの後半には、先行きが見えなくなったときにも、希望を失わないようにという教えがあります。

努力しても手応えが出ないときは、誰にでもあります。それだけで、自分の可能性まで否定する必要はありません。

②でお伝えした希望と、③で蓄えてきた経験は、そんなときの支えにもなります。

一人で答えを出そうとせず、信頼できる人に状況を話してみる。これまで身につけた力を振り返り、できることを一つ選ぶ。

見通しが立たないときほど、人の視点を借りながら、次の一歩を整えていきたいですね。

よくある質問

Q.人の意見を聞きすぎると、迷ってしまいませんか?

まず「何を良くしたいのか」を明確にしましょう。意見は判断の材料です。目的に合うか、現実に実行できるかを確かめ、最終的には自分で選ぶことが大切です。

Q.二黒土星ではない人にも関係する教えですか?

はい。今回は二黒土星と「未・申」の教えを、判断や行動を見直すヒントとして紹介しています。本命星にかかわらず、仕事や身近な人との関わりに取り入れていただけます。

今ある良さを、これからの発展につなげるために

順調なときも、先が見えないときも、自分だけでは気づけない視点があります。

「このままでよいのだろうか」と感じたら、今の状況と、これから大切にしたいことを整理してみませんか。

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