【金曜blog「気学のキホン」では、初心者の方にも分かりやすく、気学の智慧を日々の暮らしや仕事の中で自然に取り入れていただけるよう、毎回テーマを変えてやさしく解説しています。】
前回の「活用法その1」では、旅行や出張、引っ越しを例に、日盤・月盤・年盤の基本的な使い分けをお伝えしました。
今回はその続編として、受験や通学、塾、就職、転職など、生活や仕事の中で新しい場所へ通い始めるときの見方を解説します。
前回の記事はこちら
日盤・月盤・年盤はどう使い分ける?旅行と引っ越しで迷わない方位の見方【活用法その1】
学校や職場では「通い始める時期」を見る
学校や職場のように、同じ場所へ継続して通う場合は、基本的に自宅から目的地までの方位を確認します。
そのうえで、何を判断したいのかによって見る盤を使い分けます。
- 日盤:受験日、面接日、初登校日、初出勤日など、一日単位の予定
- 月盤:入学・入社など、継続して通い始める月
- 年盤:進学や転職に伴って、寮や新居へ引っ越す場合
通学や通勤は一日だけの移動ではないため、日盤だけでなく、通い始める月の月盤を中心に見ます。生活拠点そのものが変わる場合は、年盤と月盤を重ねて考えます。
なお、気学の月盤は毎月1日ではなく「節入り」で切り替わります。年盤も元日ではなく立春頃が切り替わりです。4月1日の入社や入学が、気学の暦ではまだ3月の月盤に含まれることもあるため、実際の日付で確認することが大切です。
「月盤」と「月命」は別のもの
初心者の方が混同しやすいのが、「月盤」と「月命」です。
月盤は、その月の方位や気の配置を表す盤です。一方、月命は、生まれた月から導き出す本人の星を指します。本命は生まれた年から導き出します。
つまり、学校や職場の方位を見るときは、通い始める時期の月盤に、本人の本命や月命を重ねて判断します。
同じ学校や会社でも、誰にとっても同じ吉方位や凶方位になるわけではありません。本人の生年月日によって見方が変わるところが、気学の特徴です。
受験では「合否」よりも学校との相性を考える
たとえば、4月から通い始める学校を検討する場合は、4月の月盤を中心に、子どもの本命と月命を確認します。9月入学であれば、9月の月盤を見ます。
ここで大切なのは、方位だけで「合格する・不合格になる」と判断しないことです。
気学で見るのは、その学校が本人に合いやすいか、無理なく通い続けられそうか、心身の負担が出やすい時期ではないか、といった環境との相性です。
月命にとって注意が必要な方位であれば、通学時の怪我や体調管理、慣れない環境での疲れなどに、いつもより余裕を持って備えます。
もし4月の月盤でも、その前の3月の月盤でも学校が凶方位に当たる場合、気学の実践では、さらに前の2月に学校見学など正規の機会を利用して一度訪れ、しばらく滞在して現地で水分をとる、という整え方もあります。
何か月も続けて強い凶方位に当たる場合は、その学校だけに絞らず、別の候補も含めて比較してみることが大切です。校風、通学時間、本人の希望、学習環境など、現実的な条件と一緒に考えます。
受験日の日盤が凶方位でも、必要以上に心配しない
受験当日、学校の方位が日盤上の凶方位になることもあります。
その場合は、受験日より前に、その学校が日盤上の吉方位になる日や時間を選び、見学などで一度訪れておく方法があります。
ただし、できなかったからといって、合否を心配し続ける必要はありません。日盤はその日の動きを見る盤であり、受験結果そのものを決定するものではないからです。
十分な睡眠をとる、忘れ物を確認する、交通経路を調べる、早めに家を出るなど、現実的な準備を整えることを優先します。
幼稚園・小学校・中学校・大学で見る星は変わる
子どもの進学では、成長段階によって本命と月命の比重が変わります。
幼稚園・保育園
幼い子どもは月命の影響を強く受けると考え、月命を中心に見ます。
小学校
小学校では月命を中心にしながら、本命も併せて確認します。特に10歳頃まで、より丁寧には心身が成熟する前までは、月命を重く見るのが一つの目安です。
中学校・高校
成長とともに本命の影響が強くなるため、中学校以降は本命を中心に判断します。
大学・専門学校
自宅から通う場合は、通い始める月の月盤を中心に見ます。進学に伴って寮や一人暮らしを始める場合は生活拠点が変わるため、年盤と月盤の両方を確認します。
先生や友人との関係は、学校の方位だけでは判断できません。それぞれの本命や月命による相性、性格、コミュニケーションの取り方などを別に見ていきます。
就職・転職では月盤と初出勤日を確認する
就職や転職では、自宅から新しい職場へ通い始める月の月盤と、本人の本命・月命を確認します。
初出勤日を調整できる場合は、その日の職場が日盤上の吉方位となる日を選ぶ方法もあります。吉方位から仕事を始めることで、職場の雰囲気になじみやすい、人間関係のきっかけをつかみやすいといった見方をします。
ただし、職場が吉方位だからといって、その会社の経営状態や労働環境まで良いとは限りません。
仕事内容、勤務条件、会社の将来性、経営者の考え方、上司との相性などは、方位とは分けて確認する必要があります。気学は企業調査や条件確認の代わりではなく、意思決定を整理するための一つの視点です。
転職先が五大凶方などの強い凶方位に当たる場合も、それだけで転職を諦める必要はありません。少なくとも最初の3か月ほどは、体調、時間管理、確認不足、職場での言葉の行き違いなどに注意し、慎重に環境へ慣れていく心構えを持ちます。
ビジネスでは「方位」と「経営判断」を分けて考える
企業では、採用、転勤、事務所移転、新店舗への配属など、すべてを吉方位に合わせることは現実的ではありません。
まず事業上の目的、人員配置、本人の適性、通勤負担、契約条件を整理し、そのうえで選択できる日程や時期に気学を取り入れます。
方位が良いから進める、悪いから中止するという二択ではなく、注意点を事前に知り、準備や確認を厚くするために活用することが大切です。
15年以上、3,000件を超えるご相談に向き合う中でも、気学は未来を一方的に決めるものではなく、現実を丁寧に見直すための補助線として用いることが重要だと感じています。
よくある質問
Q1.受験日の学校が凶方位ですが、不合格になるのでしょうか?
凶方位だから不合格になるとは判断しません。受験日の方位と合否は別の問題です。事前に訪問できる機会があれば整え方を取り入れ、当日は体調、忘れ物、交通状況などの準備を優先しましょう。入学後の相性を見る場合は、受験日の日盤だけでなく、通い始める月の月盤と本人の本命・月命を確認します。
Q2.転職先が凶方位なら、内定を辞退したほうがよいですか?
方位だけを理由に辞退する必要はありません。仕事内容、待遇、将来性、通勤時間、人間関係などを総合的に確認します。選べる場合は初出勤日を整え、変更できない場合は、最初の数か月を慎重に過ごすための注意点として活用します。
盤の吉凶より「何を整えるか」が大切
受験や進学、就職、転職では、通い始める月の月盤を中心に、本人の本命・月命を重ねて見ます。受験日や初出勤日は日盤、転居を伴う場合は年盤も確認します。
大切なのは、方位の吉凶だけで人生の選択を決めることではありません。選べるときはより良い時期を選び、選べないときは注意点を知って準備を整える。気学は、学校や仕事という新しい環境へ落ち着いて踏み出すために活用できる智慧です。
経営者の方へ
採用、配置転換、事務所移転、新規事業など、経営では複数の条件を見ながら決断する場面が続きます。
経営未来設計セッションでは、気学だけに偏ることなく、現在の経営課題や優先順位を整理し、時期の見極めと具体的な行動計画を一緒に考えていきます。
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個人の方へ
受験や進学、転職、転居など、人生の節目には期待と迷いが重なるものです。
ライフデザインセッションでは、現在の状況やお気持ちを整理しながら、ご自身やご家族に合った時期と進み方を一緒に考えます。
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