気学通信

【経営の視点】「地相」と「家相」をビジネスに置き換える 〜先人の智慧を現代の意思決定に活かす〜

経営判断における「拠り所」をどこに置くか。 これは、いつの時代もリーダーにとって最大のテーマです。

私は長年、師である村山先生の教えを通じて「気学」や「易」を学んできましたが、これらを突き詰めていくと、決して非科学的なおまじないではないことに気づかされます。そこにあるのは、膨大なデータに基づいた「確率統計」と「天体学」の世界です。現在は総じて社会運勢学とも称されています。

今日は、私が師の講座時に残したメモにある「地相(ちそう)」と「家相(かそう)」という概念を、現代のビジネス戦略に翻訳してお話ししたいと思います。この視点を知っているかどうかで、事業展開のリスクヘッジの質が大きく変わるはずです。

ビジネスにおける「地相」と「家相」の方程式

一般的に「風水」というと、インテリアの色や家具の配置をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、師の教えの根本には、よりマクロな定義があります。

「地相(環境)と家相(建物)、2つ合わせて風水と言う」

これはビジネスに置き換えると、非常にクリアな方程式になります。

  • 地相 = 市場環境、外部要因、立地条件(ビジネスの土壌)

  • 家相 = 組織構造、社内体制、ビジネスモデル(ビジネスの器)

いくら素晴らしい「家相(優れた商品や組織)」を作っても、その下の「地相(市場や時代)」が崩れていれば、その家は傾きます。逆に、素晴らしい「地相(成長市場)」にいても、「家相(内部体制)」がボロボロであれば、チャンスを掴みきれずに終わります。

この2つをセットで捉え、適合させることこそが、経営における「風水」の本質なのです。

「地相」を3km〜20kmの視点で見る

メモには「自分の家の周囲3km〜20kmに何があるかを地相と言う」という言葉があります。 なぜ、この距離感なのでしょうか。

かつて移動手段が限られていた時代、生活圏や経済圏はこの範囲で完結していました。現代の経営において、これは「商圏」や「競合環境」、あるいは「ステークホルダーとの距離感」と読み解くことができます。

自社が拠点を置く場所(あるいは参入する市場)の、半径20km圏内——つまり、直接的な影響を及ぼし合う範囲に、どのような「気(トレンドやニーズ)」が流れているか。 そこには、自社を助けてくれる川(インフラやパートナー)が流れているか、それとも行く手を阻む山(規制や強力な競合)があるか。

単に「駅に近い」といった利便性だけでなく、その土地が持つ歴史的背景や、集まる人々の属性(データの蓄積)を含めて「地相」を見極める。これは現代のエリアマーケティングそのものです。

「地相は変えられないが、選ぶことはできる」 これが、出店戦略や市場選定における鉄則です。

2次元(平面)で見るか、3次元(立体)で見るか

次に興味深いのが、「基本は一階平面図で見る事。2次元で判断します」という教えです。

現代の都市開発は、高層ビルやタワーマンションといった「3次元」方向への拡大が主流です。しかし、古来の教えでは、あくまで「大地に接している面(1階)」を重視します。

師のメモにはこうあります。 「マンションの場合、上に行けば行く程気は薄くなります」

これを組織論として解釈すると、非常に示唆に富んでいます。 組織が拡大し、ビルが高くなる(階層が増える)とどうなるか。トップ(上層階)は、現場(大地)からの「気(生の情報や熱量)」を受け取りにくくなります。

  • 1階(大地に接する層):顧客と接し、現実の摩擦を感じている現場。

  • 上層階:景色は良いが、足元の揺れ(市場の変化)に気づきにくい。

「気は薄くなる」という言葉は、「現場感覚の希薄化」への警鐘と捉えることができます。 もちろん、高層ビルにオフィスを構えることが悪いわけではありません。ただ、物理的に大地から離れれば離れるほど、意識的に「下に降りて」現場の空気(地相)を確認しなければならない。そうでなければ、経営判断の根拠が現実と乖離してしまうリスクがあるということです。

師が「3次元で判断するのは非常に技術が要る(算命学の領域)」と語っているのは、立体の組織(ピラミッド型組織)を統制することの難しさを説いているようにも聞こえます。まずは「2次元(フラットな視点)」で、しっかりと足元と土台を固めること。それが永続する企業の条件なのかもしれません。

「不動産屋は絶対に儲かる」の真意

教えの中に、少し刺激的な一文があります。 「これを勉強すると不動産屋さんは絶対に儲からない事はない」 「バブル崩壊後、土地が10分の1に落ちました(中略)が、私の所で勉強した不動産屋さん、設計士

これは、「この教えを知れば魔法のように利益が出る」という意味ではありません。「致命的な失敗(損)を回避できる」という意味です。

ビジネスにおける最大のリスクは「知らないこと」です。 土地の因縁、地形による気の流れ、過去の災害リスク。これらは目に見えない情報ですが、統計学的なパターン(気学)を知っていれば、「ここは手を出してはいけない」という危険区域を察知できます。

現代のビジネスでも同じです。 好景気に見えるバブルの中に潜む「破裂の兆候」や、一見魅力的な提携話の裏にある「相性の悪さ」。これらは、表面的な数字(財務諸表)だけを見ていては気づけません。

歴史的背景や統計的なバイオリズムといった「見えない流れ」を読む物差しを持っている経営者は、皆が熱狂している時に冷静に撤退し、皆が悲観している時に好機を見出します。 「損をしない」とは、「負ける戦を避ける選球眼を持つ」ということです。これが、長く生き残る経営者の共通点です。

現代経営における「地図と羅針盤」

最後に、実践的なアクションとして「地図と方位磁石を用意」することが説かれています。

これを現代経営のツールに置き換えてみましょう。

  1. 地図を用意する 現状の市場マップ、競合分布図、あるいは自社の組織図を広げること。頭の中だけで考えず、可視化して俯瞰することがスタートです。

  2. 自分の家を中心に据えて、東西南北に分ける 自社(自分)の現在地(ポジショニング)を正確に把握すること。「自分たちが何者で、どこにいるか」が分からなければ、どちらへ進めばよいかも分かりません。

  3. 方位磁石(定規)を当てる 自社の理念やビジョン(コンパス)を、その地図に重ね合わせること。

「今ならアプリでいいですね」と師も柔軟に仰るように、道具はデジタルでも構いません。重要なのは、「現在地を知り、進むべき方角を意図的に決める」というプロセスそのものです。

漫然と流されるのではなく、自らの意思で「吉方(メリットのある方向)」を選び取ること。 それが、不確実な時代における経営の「操縦桿」を握るということではないでしょうか。

先人の知恵を「判断の補助線」に

師からの教えには、「四柱推命は気学の中のひとつの領域」「易学は確率統計」といった、体系的な学問としての誇りが垣間見えます。

私たち現代の経営者は、AIによる予測やビッグデータ解析など、最新のツールを日々活用しています。しかし、そうしたデータは「過去の結果」の集積であることが多いものです。

一方で、数千年の歴史を生き抜いてきた「気学」や「易」は、人間心理や自然界のサイクルといった、変わらない本質(アルゴリズム)に基づいた予見の書です。 最新のテクノロジーと、最古の統計学。 この両方を「判断の補助線」として持つことで、意思決定の解像度は飛躍的に高まります。

「信じる・信じない」ではなく、「使える視点として持っておく」。 そんな柔軟なスタンスで、一度自社の「地相」と「家相」を見直してみてはいかがでしょうか。

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※この記事は、日々の鑑定や経営判断サポートの現場で得られた視点を、一般向けに整理・共有したものです。


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