月曜ブログは、40~50代の経営者層向けの相談事例を中心に、実際の経営判断や人材活用、事業の方向性を考えるうえで、ご自身のビジネスの一助となる視点をお届けします。
「事業部がいくつかあります。停滞している事業の方向性を示してほしい。このままもうしばらく続けてよいのでしょうか」
複数の事業を手がける経営者様から、このようなご相談をいただきました。ひとつの事業だけを見れば判断できそうでも、人員や資金、経営者ご自身の時間は、ほかの事業ともつながっています。続けるにしても方向を変えるにしても、判断を先延ばしにするほど選択肢が狭まることがあります。
※ご相談の趣旨をもとに、個人や企業が特定されないよう内容を一般化しています。
「停滞」の中身を分けてみる
最初に確かめたいのは、何が止まっているのかです。売上が伸びないのか、売上はあっても利益が残らないのか。問い合わせはあるのに受注につながらないのか。経営者が動き続けなければ現場が回らないのか。同じ「停滞」でも、必要な打ち手は違います。
そこで、事業部ごとに売上と粗利、かけている人員と時間、顧客からの反応、今後の見込みを並べます。共通の経費や兼務する社員がいる場合は、その負担も見落とせません。数字に加えて、「この事業を続けることで、ほかの事業にどんな価値が生まれるか」も確認します。単体の利益だけでは見えない役割があるためです。
「もうしばらく」を、期限のある経営判断に
このご相談の核心は、「続けるか、やめるか」を今すぐ断定することではありません。「何を確かめるために、いつまで続けるか」を決めることです。
たとえば次の3カ月を検証期間とするなら、「新規相談件数」「既存顧客の継続」「粗利」「担当者の負荷」など、見る項目を先に絞ります。あわせて、投じられる予算と人員の上限、途中で見直す日、終了時の判断条件を決めます。3カ月は一例です。実際の期限は、受注までにかかる期間や資金繰りに合わせます。
方向性は、次のように整理できます。
- 継続:需要と採算の見込みがあり、期限内に試せる改善策がある。
- 再設計:顧客層、商品、価格、担当体制を変える余地がある。
- 縮小・撤退:改善の見通しが立たず、ほかの事業や会社全体を圧迫している。
限られた資源をどこへ振り向けるかまで決めて、初めて「方向性」が行動に変わります。
気学や易は、判断を深めるための補助線
私のセッションでは、事業の数字や現場の状況を整理したうえで、九星気学や易も活用します。経営者ご自身の持ち味や時期の捉え方、見落としていた選択肢を対話の中で確かめるためです。
占断だけで事業の継続や撤退を決めることはありません。「今は待つ」という見立てであっても、何を準備し、いつ再判断するのかを現実の計画に落とし込みます。社員の生活や取引先との関係に関わる判断だからこそ、事実確認と対話を欠かせません。
よくあるご質問
Q. 停滞した事業は、何カ月くらい様子を見るべきですか?
A. 一律の正解はありません。資金の余力や受注までに要する期間を踏まえ、期限と確認項目を先に決めます。
Q. 事業部ごとの数字がきれいに分けられない場合は?
A. まず売上、直接費、人員の稼働を分かる範囲で整理しましょう。共通費の分け方は仮置きと明示し、数字の精度を上げながら比較します。
Q. 気学や易で「続けるべきか」を決められますか?
A. 判断の材料にはできますが、結論は数字、現場、経営者の目標と重ねて決めます。選んだ後に何を実行するかまで考えることが大切です。
迷いを、次の一手に変えるために
停滞している事業について「続ける条件」と「見直す条件」を言葉にすれば、社員とも同じ方向を向いて動きやすくなります。
経営未来設計セッションでは、複数事業の優先順位や、続ける・組み替える・手放す判断を整理し、次の一手を具体化します。小牧市・名古屋周辺では対面セッション、全国からオンラインでもご相談いただけます。
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